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アンスネス様 2016@オペラシティ [-クラシック編]

シューベルト:3つのピアノ曲 (即興曲) D 946
シベリウス:即興曲第5番 ロ短調
シベリウス:3つのソナチネ 第1番 嬰ヘ短調 Op.67
シベリウス:2つのロンディーノ 第2番 嬰ハ短調 Op.68
シベリウス:ロマンス 変ニ長調 Op.24-9 

ドビュッシー:版画 Ⅰ.塔 Ⅱ.グラナダの夕べ Ⅲ.雨の庭
ショパン:バラード 第2番 ヘ長調 Op.38
ショパン:ノクターン 第4番 ヘ長調 Op.15-1
ショパン:バラード 第4番 ヘ短調 Op.52

ショパン:ポロネーズ第6番 変イ長調 Op.53 「英雄」
シベリウス:悲しきワルツ Op.44

今回は静かに心洗われた。アンコールまでは。
曲のせいか、ちょっと免疫ついたからなのか。

シューベルト、田舎のお屋敷の真夜中の音楽。
基本的に明るい。でもときに沈み込んだりする。
1 楽章では、柵を飛び越えてピアノの横まで行って
彼の肩に手を置き、一緒に弾いているかのような気分になった。
2 楽章ではピアノをバックに踊りながら夜を愉しみ、
3 楽章で誰も居なくなったり家族全員集合したり。
そんな印象だった。相変わらずまろやかで温かい。

続くシベリウスは、6 つの組曲のように演奏されて
動きの少ない冬の北欧の田舎の風景、日常を描いた絵本のようだった。
私のイメージでは、別荘 3~5 軒ぐらいの広がりの音楽。

後半のドビュッシーの版画にはかなり湿り気が含まれていて
フランスだったとしても水の多い地域の古城を思わせる。
変な意味ではなくカビっぽいというか。
フランスというと煌びやかでお洒落なイメージが先行するけど
そういうのじゃない側面というか。
塔も、桃源郷に行ってみたらそこは雨でした、みたいな。
じわじわくる。
そんな中、雨の庭の最後の 1 音を弾き終えた瞬間
心の中で「ほうっ」と呟いたら
絶妙のタイミングで「ブラーヴォ」と外国人紳士が。
思わず漏らしたといった感じ。
あれこそ最上の音楽だった。
上質な空間を共有できて最高の夜だった。
この日のハイライトと言っても過言ではない。
外国人紳士にブラーヴォ。 

最後ショパンも 3 曲続けて。
ショパンのバラードってこんな曲だったっけ??
よくあるロマンティックとか哀愁とかそういった類のものが一切無い。
こんな風にショパン弾く人なんて他に居る!?
奏者とか聴衆とかステージとか客席とか関係なく
この空間をひとつにまとめる
みんなの音楽でほっこりした。

そんな感じで、今日もいい日だったな~、とほんわかしていたら
アンコールでガラッと空気が変わった。
いやー!あんたこそ皇帝!これにはビックリしたなぁ!

と興奮していたら、ピアノ版はたぶん始めて聴いたけど
悲しきワルツ。
激動の時代を駆け抜けて、最後
余韻を置いて静かに去っていった。
帰り道もしばらく余韻に支配されていた。
アンコールも含めて何て効果的なプログラム!

恋に落ちたとき と同じぐらいの満足度でした。
1 日経った今は頭の中がシューベルトで占められている。
シューベルトのピアノ曲は何となくイメージに無くて CD 持ってないけど
手に入れてみた方がいいのかなーと思ったり。

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